オリーブの実が稔るとき・・・
でもこれは我がベランダのオリーブではありません。
ベランダのオリーブは大きくなりすぎないように毎年剪定し、実がつく枝(前年に伸びた枝に実がつく)を剪定してしまうので、ここ数年花は咲くけどオリーブの実を収穫したことはありません。
りんごジャム
紅玉が手に入ったのでりんごジャムを作りました。
皮ごと煮詰めると、きれいな赤いジャムになります、果肉はきれいな琥珀色に。これでいちじくジャムと一緒に年内のジャムに不足はなし。
リビングのソファーに身を沈めると視野の半分以上は青空
このままずっとボケと空を見ている時が多くなった。
どうやら9月末で緊急事態宣言も終わりそうです。
もう尾道でそぞろ歩きもしなくてもいい。
看板からのメッセージは
私は
これからもずっと
尾道が
またどこかに行きたい
早く京都に行きたい。
今まではほとんど毎年のように京都を訪れていたのに、3年近く行っていない。
六角堂のお母さんに似た観音様にもしばらく会っていない。
本尊の如意輪観音像のように観音様のお顔は若くほっそりとうりざね顔ですが、外に立つ観音様は現代風に彫りが深く中年の風情もあります。
それで見上げるとなんとなく母に似ているような・・・
京都市美術館も新しくなったのにまだ行っていない。
大学の都合で、夏休みに京都に残っていなくてはならなくなって、なんとなく日仏会館のデッサン教室に通った。
「藝大の受験は、親に反対されたか?」と思ってもいなかった質問にびっくりし(私はリケジョです)、
先生に勧められて上賀茂神社近くの先生のアトリエに通うことになった。
アトリエでは毎週モデルが来て人物画を描いていた。
先輩方は経験充分、でも初めてモデルを描く私には誰も指導してくれなかった。
ある時アトリエの先輩が「気をつけてね、先生は美少年好きだから、二人っきりにならないように」と忠告してくれた。
ええ? 確かにあの頃はショートヘアでガリガリで、たいていボタンダウンのシャツとGパンだったが。
先生は日展の評議員をしているような大家だったが、だいぶお年で、私も美少年ではなかったので、何事もなく大学を卒業してアトリエには行けなくなった。
とてもとんちんかん(つじつまが合わないで、ちぐはぐになさま)だったが、あの頃が私が一番きれいな時期だったかもしれない。
今でも時々デッサンをするが、風景画や花を描くよりも、人物を描くほうが得意です。
下手の横好き…先生もなく自分勝手に描いているので、上手にはなれない
このデッサンはモデルではなく写真から描いているので、線が汚く、
毎回このように消して描き直す、何度も。
線ではなく、影と光で、この人物の哀しさと優しさを描きたいと思っている。
2021.10.06
2021.10.24
2022.2.3
2022.6.18
2022.9.6
2022.10.08
2022.11.23
今日の箴言
わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差だけを残し皆発っていった
わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った
・
わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった
だから決めた できれば長生きすることに
年取ってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのように
ね
茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」 から