平櫛田中美術館 棚田康司ワークショップ

10月29日 井原 平櫛田中美術館 
棚田康司ワークショップ「未来の私の町にこんな建物があったら」
小さなクスノキの角材を2個ずつ用いて制作します。
ノコギリや彫刻刀で切ったり、彫ったりした後、アクリル絵の具で色をつけます。


棚田康司さんは気さくな先生で、

樟の角材にノコギリを入れるやり方から丁寧に指導してくださいました。
私はてんてん(ハムスター)の給水塔を作りたいと言っていたのに、

壁に縦に切れ目を入れて、塔らしくなかったところ、

後ろに細長い木材を持って来て置くと、

棚田康司さんは「そうきたか」と応じて手助けをしてくれました。

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棚田康司語録で続けます
「そうきたか」

         高い塔を止めるのに長いビスが
                                 必要になり、美術館の館員に探すように頼んでくれました。
「これ、手に入れたから」
                昼食から帰った棚田康司さんは

         私ににこやかに電動スクリュードライバーを見せてくれる。
「エッジ必要ですか?」

                 私が塔に丸い窓を彫るのに苦戦していると、

     エッジの掘り方を教えてくれながら、  細かい彫刻刀の使い方に苦労して


「そのこだわり、いいですね」
                 エッジ必要ですか?に間髪入れずに私は『いります』と答えていた。


「おお、いいですね」

                 塔にグラデーションの彩色をしていると、遠くから見つけて
「秋の今日の記念に紅葉の色合いはどうですか」
                         私が丸窓の彩色に悩んでいるとタイミングよくアドバイス
                      薔薇窓には鮮やかな黄色、

      屋根を濃い緑に塗るとキリッと引き締まりました。


「このグラデーション…遠くにいざなわれるように引き込まれる」
                      給水塔から切り出した小さな木片からもう一つ小さな家を作り
                      おおきなドアを深い青緑に塗りました。
      その色にはよく見なければわからない程度の

      黄色のグラデーションを入れていました。
       さすがです。
「ここに窓も」

      小さな家を触っていて窓に気が付いたようです。
      もうエッジを彫る元気は無くなっていて、
      本当に小さな窓で…柔らかな水色と淡い黄色の窓枠、
               何かに気づいたようで、じっと見つめていました。


「すべてハムスターサイズで、ここに確かにハムスターがいますね」
 

講評の時に≪星の王子さま》のようなコメント

 


生徒を褒めて育てるタイプの指導者ですね。
他の人にも色々アドバイスをして、みな個性豊かに素敵な作品を掘り出していました。
ワークショップは10時から17時までの長丁場、

その間に遊びに来た友人たちも多くいて、

気さくで愛されキャラの棚田康司さんでした。
 完成しました



表面にヤスリをかけたり、薔薇窓のエッジを掘り出したりの細かい仕事に

私の右腕は痛みがひどくなった。
「腕、大丈夫ですか」と棚田康司さんも心配してくださいましたが、

どうにも我慢ならない。
『今夜は眠れないかも』と腕を押える。


眠れない事を前提に鎮痛剤と入眠剤を飲んで、右腕をシップで覆って寝ました。
まだ若い? 翌朝痛みは消えて、スッキリと目覚めました。


そうそう
 棚田康司さんのお友達の日本画家の女性から「銘は入れましたか?」と問われ、
まだですと給水塔をあちこち眺めたが、
どこにサインを入れたらいいのか、油性ペンで入れてもいいのか、何も分からない。


そもそも
 棚田康司さんは作品にサインを入れているのかどうかも、知らない。
腕の痛みが無くて、少し余裕があれば、

まだ教えていただきたいことが多くあったのに、残念。


またお会いできたら、

これからもいろいろ一緒にいいモノガタリを作っていきたいです。


そうそう
 ハムスターが「樟の匂いを嫌がらないといいけど」と
棚田康司さんは心配してくださいましたが、

てんてんはこの給水塔を気に入ったようです。

 

 

付録:「血系図」のブログを新しく始めました。あまりにも専門的なので、
      「私の城攻め」もそちらに移ります。
岡山藩の歴史は 「尾道ゆったり歩き記」より転記します

系図とは: https://yo3519.hatenadiary.com/entry/2022/03/25/215403

私の城攻め 福山城: https://yo3519.hatenadiary.com/entry/2023/01/25/172407

岡山城: https://yo3519.hatenadiary.com/entry/2022/12/09/170124

絶家血系図: https://yo3519.hatenadiary.com/entry/2023/03/31/150315