浄土寺特別公開

平成24年2月26日
浄土寺平成の大修理に伴い25日と26日に特別公開がありました。
方丈に続く庭

露滴庵

講演会は方丈の畳の間で火の気はなく、1時間半の講演が終わる頃には体が冷え切っていました。

講演会「戦後の浄土寺の大修理と浄土寺の建築の特色」があり、講師の三浦正幸教授の面白いお話で浄土寺のすごさがよくわかりました。本堂・阿弥陀堂・多宝塔と国宝級の建物の修理前と修理後の平面図を示しながらの丁寧な説明に、浄土寺鎌倉時代の寺院建築で日本一の価値あるものと納得がいきました。最後に浄土寺の住職さんが「この浄土寺は庶民の手でしかも夫婦の女性の名も記されて男女平等のもとに寄進された日本一の」と言うと、教授は「いえ、この時期世界をみても、男女平等の名で庶民の手で建てられた世界一の建築です」と訂正されていました。