四国遍路(三十四番種間寺)

yo35192005-04-07

    • 四国遍路(平成17年3月21日)

写真:三十四番種間寺観音堂の底のない柄杓

田んぼの広がるのんびりした風景を眺めながら時間も気にせずに歩いたので、2時間あまりの道程もそんなに苦にならなかった。三十四番種間寺は台風の被害を受けて再建された鉄筋コンクリートの本堂が新しい。大師堂のほうは歴史を感じさせる古さです。
観音堂に「子育て観音様」が赤ちゃんを抱いた姿ですっくりと立っていて、その周りに底の抜けた杓子がいっぱい納めてある。底が抜けているのは通りがいいからだとか。
納経所で「今日は三十五番まで行かれますか」と尋ねられたので、「今日ははるるの湯に泊まります」と言うと、道筋をすらすらと教えてくれて20分ほどですぐだと言われた。
三十四番の石柱門の近くに小野商店という休憩所があって、少し甘い物が欲しくなったので、入ろうとしたら鍵がかかっている。残念。近くにアイスクリンの屋台が出ていたのでゆずのアイスを食べる。
「はるのの湯」へは教えてもらったように歩いていたが、自動車道に出てから道に迷ったようで、かなり行き過ぎてしまった。散歩の人にまた道を教えてもらってやっとたどり着いた。明日のバスのバス停と時刻表を調べてから宿に入る。
朝食と入浴券が付いている。水着を着て入るスパがあり、水着は持参した。温泉は食塩泉で、釜風呂(蒸し風呂で釜のような土蔵に入る)で流れる汗がしょっぱかった。日没近くで、夕日が沈むのを待とうと思ったが、天気が下り坂になっているようで、雲が厚くなってきた。
公営か町営なのか「和室の人はふとんは自分で敷いてください」とサービスはよくない。夕食もついてなくて、レストランで注文して食べる。鰹のたたき定食はありませんと断られた。「あじさい定食」の焼き魚も自分で焼くのだけど、これはかえって美味しく食べれてよかった。
寝る前にもう一度露天風呂に入る。