四国遍路(三十三番雪蹊寺)

yo35192005-04-05

    • 四国遍路(平成17年3月21日)

写真:三十三番雪蹊寺の大師堂

教えてもらった通り川に沿ってまっすぐに歩いて行くと30分ほどして三十三番雪蹊寺に着いた。
山門はなく石柱が二本立っている。正面に新築になったばかりの本堂が見える。
仏師運慶が本尊の薬師如来と日光・月光菩薩を刻んで安置したあと運慶寺と改められた。その後廃れていたのが、長宗我部元親菩提寺となり、法号にちなんで雪蹊寺に改められたそうです。
納経所で白衣にも朱印を押してもらった。翁のように枯れた納経所の人が「歩いて回っているのか、わしも100日ほどかけて野宿で回ったことがある。」と話してくれた。「桜が咲いてるのを見たか?種を植えたら1本だけ大きくなって花を咲かせるようになった。」と大師堂の前の5分咲きほどの桜を教えてくれた。隣りの人が帰ってきたら「ほな、きいつけて」とすぐ障子を閉めて奥に下がってしまった。
三十三番雪蹊寺からは田舎道を100分ほど歩いて行く。猫柳がふさふさと脹らんでいる水辺があったりして春はまだまだ浅い。今年の桜はまだ咲いていない。