マジックアワーは夕暮れ時にも現れます
******* おまけ
『黄昏』(たそがれ、Carrie)は、
1952年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はウィリアム・ワイラー
金持ちの妻とジョージ(ローレンス・オリヴィエ)の夫婦関係は冷え切っており、
ジョージは素朴なキャリー(ジェニファー・ジョーンズ)に次第に惹かれて行く。
キャリーもまたジョージに強く惹かれて行く。
ジョージは2人の関係が妻に知られると、発作的に店の金を盗んでキャリーと駆け落ちし、ニューヨークに向かう。
貪欲な妻にお金を取り戻され、2人の生活はすぐに破綻した。
キャリーは、スターとなったが、ジョージは店の金を持ち逃げしたために二度と家族の下に帰ることができない。
ある寒い夜、公演後の楽屋口にキャリーを呼び止める浮浪者が現れる。
それは今日一日生き延びるための物乞いに来たジョージだった。
キャリーは彼を楽屋に連れて行き、やり直そうと当座の金を渡すが
ジョージはコインでいいと言う。
キャリーはコインを借りに事務所に行くが、
その間にジョージは温かいお湯を沸かしているガスコンロを止め、
キャリーの財布の中から小銭を1つだけ取って出て行く。
ジョージは明日の月日はないものをがわかる年頃になって、
ほんとうの恋に出会ったのです。
その後キャリーがジョージを捜し廻る憐れさが想像つくが、
キャリーの前から姿を消し、浮浪者のまま命を終えるジョージの覚悟もわかる。
私も明日の月日はないものをがわかる年頃になりましたから