海龍寺と浄土寺の秘仏

平成28年9月24日 「海龍寺と浄土寺秘仏」講演会
海龍寺で講師濱田宣徳島文理大教授による講演会がありました。豊富な学識で話始めるととまらない。
講演会の後にそれぞれの秘仏を拝見しました。
秘仏の細かい説明をきいていたので、興味深く拝見しました。
秘仏を33年ぶり17年ぶりにしか公開しないのは、いつも見ていては細かいことに無頓着になるが、一度拝見していればたとえ扉は閉まっていてもそこに存在を感じられて有難く思われるからだそうです。
  海龍寺の秘仏 木造千手観音菩薩

千手と持物がきれいに残っていて、指先の先まで神経が行き渡っています。
足元の彫刻(かりょうひか)も鎌倉時代のオリジナルなのが残っている。高さ139cmの広島県重文です。
  浄土寺秘仏 木造十一面観音菩薩

もう一度拝見しました。
平安時代の作で、それまでのずんぐりむっくりの仏像から足長の均整のとれた優美な造形となる
本堂内に林英哲の打った大太鼓が置いてあった、指で打つとタンと軽やかな響きがした。

  海龍寺
本堂

住職と田の神


文楽の墓

くさり山


  浄土寺
多宝塔


多宝塔の木組みに鳩がはまり込んでいる
天気がいいので、写真も晴れやか、鳩と遊ぶ親子