お蔵出し映画祭2012 コンペティション参加作品

平成24年10月12日
お蔵出し映画祭2012 コンペティション参加作品

大和優雅監督・主演青木勇二「つるしびな」を観る。
お母さんが3月3日の雛まつりの日に亡くなったので、心を閉ざして自分の誕生日でもある雛まつりを祝ってこなかった娘。娘は父親のわからない子を産んで父とは疎遠になっていたが、ようやく父とも和解して、亡き母に導かれて、母が作った桃のつるしびなをあの日以来久しぶりに飾って、一緒に暮らしはじめる。その夜父は心臓発作をおこし・・・
これで静かにエンディングかと思ったら、父は回復し、母との思い出の夫婦杉の前で孫と遊ぶのです。
上演の後、大和優雅監督と父を演じた青木勇二さんが登場し、トークショーとなる。青木勇二さんは映画で使った「桃のつるしびな」を持参して見せてくださいました。手作りなので、売ることはできないと言われ借りてきたそうです。
大和優雅監督は最初心臓発作の場面でエンディングと考えていたそうですが、考え直して、このエンディングにしたそうです。宮城の出身なので、大震災の影響があるかもと。