瀬戸内国際芸術祭2 家プロジェクト「きんざ」 内藤礼

平成22年10月24日 直島 家プロジェクト「きんざ」 内藤礼 このこと
10月24日に二度目の瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。
直島には予定通りに到着しました。
家プロジェクト「きんざ」の予約が取れているので、島の反対側の本村に急がなければいけません。
家プロジェクト「きんざ」の予約は、前から何度もインターネットの予約サイトに行ってもいつも予約枠が埋まっていて取れなかったのですが、たまたま1週間前に予約サイトを確認すると、私が直島に着く時間滞で2枠予約がキャンセルされていたのです。ラッキー超ラッキーでレア予約がとれたのです。友人は「いいことをしているので、こんなラッキーが巡ってきたのよ」と喜んでくれましたが・・・・
家プロジェクト「きんざ」は15分間が一人の鑑賞のためだけに確保されていて、金・土・日と一日18人しか入場できないのです。
本村まではバスでも10分くらい、車をとばせば5分ちょっとの場所です。タクシーをひろえば楽勝でした・・・
フェリー乗り場でタクシー乗り場を捜しました。見つからないので案内所で尋ねると、なんと直島にはタクシーは1台しかないのです。
しかも今日は祭りの最終週で人出が多く、しかも雨も降っている。タクシーの番号に何度かけてもかからない。タクシーは諦め、レンタサイクルを借りることにした。幸い雨が降っていることもあり、レンタサイクルはすぐに借りれた。(いい天気の8月の時はすべて出払っていました)
もう予約時間に余裕はない、「きんざ」の受付に15分前には着いていなければいけない。
道を尋ねたら、パンフレットの地図を突きつけるように渡してくれただけ。標識を信じて雨に濡れながら道を急ぐ。
山越えの坂にさしかかって、坂を登りきれなかったので、自転車を下りて押して歩こうとして、転倒、左膝を思いっきり打った。痛い
なんとか本村の町にたどり着いて、「きんざ」の受付に向う。狭い路地のむこうから大型の観光バスがやってきたので、道の脇に避けようと自転車を下りた。その時もバランスを失ったように転倒、敷石の角に左膝を打ちつけた。激痛
血も出てきたようです。
とにかく「きんざ」の受付の案内所には行けた。若い係りの女の子に名前を言うと、早く行ってくださいと入場券をくれた。傷の手当をしたいと言ったが、予定の時間になっていたのだろう「後でしますので、早く行ってください」とそっけない。

4・5分歩いて「きんざ」にたどり着いた頃には、靴下に血だまりができるほど出血が激しかった。さすがに「きんざ」の年配の係り員は心配して血を止める手当を助けてくれた。
さてこんなに苦労してたどり着いた「きんざ」ですが・・・内藤礼豊島美術館の水の作品は仰天物らしいですが)の作品の精神性を感じるには、傷の痛みが邪魔をしたのか、集中できませんでした。


隣は家プロジェクト「碁会所」