トレチャコフ美術館展

平成21年7月29日
結局7月は「旅行」の月となりました。
7月4日  京都
7月5日  京都
7月10日 鳥取
7月12日 御調
7月13日 高知
7月14日 高知
7月15日 高知
7月21日 香川
7月29日 広島
広島には「トレチャコフ美術館展」を見に行くためです。

モスクワのトレチャコフ美術館には1980年に行ったことがあります。まだソ連邦の時代です。ゴルバチョフの最盛期の頃かしら。
友人が「トレチャコフ美術館ではどれが一番気に入った?」と尋ねた時、私はすぐに「こんな風に鼻をツンと上げてすましている女の人」とこの「忘れえぬ女」をあげたものです。


広島の美術館で見ると、目線の位置に並べてあるので、見下げるような視線にあまり迫力は感じなかったけど、モスクワでは高い位置にあったので、本当に鋭い視線に、まずなんなんだこの女はと反感をおぼえて、その後眼が離せなくなりました。
その時買ったパンフを見て、どれが気に入ったかと尋ねた人が好きだといったのは、シャガールの絵だったと思い出しました。
その後映像ライブラリーで「肉弾」を見て帰る。陸軍予備士官学校時代に、空襲による同僚の爆死を目撃した岡本喜八監督自身の戦争への屈折した思いが反映されたと言われる作品。
固有名詞を持たない軍人“あいつ”を通して戦争の愚かさをコミカルに描いた反戦映画です。