第二十二番平等寺

第二十二番平等寺

平成21年5月5日
朝目覚めてふとんの中では、脚はいつもと同じようだったけど、起き上がろうとして、踏ん張れないほど脚が脹れていた。
今日も二十二番まで一山越さなければならない。大丈夫かしらと不安になる。
宿からは少し穏やかな下り山道、でも脚はパンパンでかなりしんどい。
阿瀬比のへんろ小屋に着いたので一休み。宿で一緒だった男性の二人連れがバス停で待っている。もうリタイアしてバスに乗るのか?野宿をしながら歩いている男性がやって来て、一緒に休憩する。自炊の為の鍋釜も持って歩いているので、大荷物です。まめの手当てにテーピングをしている。私も今回初めてまめをこしらえたので、参考にする。宿で一緒だった男性の二人連れは「何か食べるものを買おうと思って寄ったけど、店は閉まっていた」と言い訳をして、先に行った。雨が降り出したので、私達はもう少し、休んでいく。雨が小降りになり、薄日もさしてきたので、出かける。
YMCAの団体が後についた、色々な人の組み合わせでガヤガヤと喧しい。
小さな峠を越えて、竹林の中を歩く。雨後の筍が山道にも頭を覗かせている。
農道に出た所でようやく団体と別れる。ここで先の男性の二人連れにも追いつく。今日は二十二番まででもう帰るとのことで、ゆっくりしている。
第二十二番平等寺
門前の石段を上がったところに豪壮な山門

大師堂

階段を登った所に本堂

本堂の階段に脇に「弘法の井戸」があり、口に含むとまろやかな味、ペットボトルに汲んで帰る。
新野駅に出てJRの列車に乗る。阿瀬比のへんろ小屋でぽつぽつと降り始めた雨が、二十二番を出る頃には合羽が必要なほどの降りになる。