第十一番藤井寺

第十一番藤井寺

平成21年5月3日
”黒サングラスの男”のガイドで川島町の民家が並んでいる細い道を十一番まで歩く。このガイドさんは遅れる私達をちゃんと待ってくれるし、小さなことでも気がついたら教えてくれて、こんな親切なガイドさんはありません。
十一番の門前の旅館「本家ふじや」の脇に出てようやく知っている道にでた。
第十一番藤井寺

大きなわらじがぶら下っている山門をくぐると、立派な藤棚が見える。

今年はまだ充分見ごたえのある藤の花が残っていました。

藤の向こうに見えるのがツアーの一行です。右端がガイドさん
本堂

白龍弁財天堂で弁天水をもらう。

ここでも納経所に長い列ができていました。
”黒サングラスの男”は明日は頼りなげな中年女性の個人先達として(その人には7,8時間もかかる登りは無理と判断して、徳島からバスに乗る予定)別行動となり、ここまで連れてきた一人歩きの女性遍路さん達(一人ひょろりとした男の人も含む)のことを心配して、何度も明日は皆で7時にはここに集まって一緒に行くように説得していました。
私はもう十二番は3月に行っているので、明日はご一緒しないとお断りする。前十二番に登った時、一本杉の大師像が雨でかすむほどのひどい雨で大変だったので、もう二度とこのルートは登る気はありません。
「これから安い飯を食べれるとこに連れて行くから」と”黒サングラスの男”はどこまでも面倒見のいい本当に奇特な人です。私は「鴨の湯」に行くからと別れました。そういえば十一番でツアーの皆と明日の打ち合わせをしている間も例の”ようこその若いお遍路さん”の姿はありませんでしたね。