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- 四国遍路（平成１６年５月５日）
写真：鮎喰川の沈下橋
「なべいわ荘」は会社の保養所になっていて、会社員らしい三人の男性と二人組みの女性達がいた。
夕食時に会社員の一人が今回からは緑になりましたと、緑色の納め札をおかみさんに渡していた。その人がリーダーになって完全歩きで回っているようです。私ができるだけの歩きで、使える交通機関は使えるだけ使って回ってますと言うと、バスの便が少ないでしょうと言われた。確かに少ないのでインターネットで調べてますと答えた。
朝食は各自の都合も訊かずに、６時ですと言われてしまった。５日は寄井中発１０：２０のバスなので、朝はゆっくりしたかったのに。一人遅くに入った男性が洗濯をするのに、乾燥機を使い切れなくて、管理人さんが何度も注意する声が響いてやかましかった。
朝食時二人組の女性の一人が具合が悪いと、ごはんを一口食べただけで部屋に帰っていった。管理人さんは「ごはんを一口食べただけで、他には箸もつけていない」と不満顔でした。昨日もタクシーで乗り付けたようで「歩きかどうかは顔を見ればわかる、今朝もタクシーを呼んでいる」とはき捨てるように言う。
ここはゆっくりできないと思ったので、食事が終わったらすぐ出発することにした。玄関に出ると二人組の女性達がタクシーを待っていた。完全なお遍路さん姿で、初めての遍路ではないように見えた。元気な方の人が、タクシーで一緒に行きませんかと誘ってくれた。今出れば寄井中発７：４５のバスに間に合う。バス停まで乗せてもらうことにした。
寄井中でバス待ちの間に近くの鮎喰川まで出ると、小さな沈下橋が見えました。
