四国遍路(十二番焼山寺)

yo35192004-09-13

    • 四国遍路(平成16年5月4日)

写真:十二番焼山寺の杉木立

一本杉庵からは下り坂、左右内の村まで降りて、そこからまたもう一山越えていく。岩山で滑りやすくなり、最後の登りがきつい。一本杉庵で一緒に休憩していた人達にまた出合って、同じく休憩をとる。
ようやく焼山寺に近くなると、車で登ってきた人達の姿が多く見られるようになった。
お寺の納経所に着いたのはもう4時を過ぎていた。十一番から7時間もかかって歩いてきたのです。納経をして、今日の宿の「なべいわ荘」の場所を尋ねる。3人ほど納経所の人がいて、その内の一人が、「5時には納経所を閉めて車で帰るので、車道を歩いて行ったら途中拾ってあげる」と言ってくれた。
私はずうずうしくも、それなら待っているので、ここから乗せてくださいとお願いした。それならと「上の休憩所で待つように」と言ってくれた。
雨はあがって、風はさわやかに吹き、雲の海がふもとの景色を包み込んでいる。杉の巨木がすっきりと伸び、すがすがしい。休憩所のおばさんも車に乗せて送ってもらうらしい。宿坊に泊まっているらしい女の子がおばさんに「おうどん、おいしかった」と挨拶していた。大分の男性も宿坊に泊まりたいと言っていたけど、泊まれたかしら。
5時すぎて納経所の人に車で宿まで送ってもらった。「なべいわ荘は建て替えたばかりで、新しくきれいになった」と言っていた。
車でも15分ほどかかった、歩いていたら1時間以上かかっていたでしょう。助かりました、ありがとう。