四国遍路(二十一番太龍寺)

yo35192004-07-27

    • 四国遍路(平成16年3月20日)

写真:太龍寺の龍天井

二十一番まで二つぼど山を越えて行きます。若い人が「こんにちは」と追い抜いていく。逆遍路の夫婦づれがやって来る。彼らは白装束ではないので、金剛杖ではなく、普通の折りたたみ杖をついている。山歩きに杖は必需品です。
太龍寺の持仏堂の天井の龍の絵は迫力があります。
龍天井を見てお寺を出ようとすると、大きなダンボール箱を抱えた坊主頭の大男がやって来た。お寺の人かと思い挨拶をした。仁王門を出たところで、背広の上着を抱えて誰かを待っているような男の人にも目が合ったので挨拶をした。その先の下り道で下から来る人が「お寺はまだか?」と聞くので、「すぐその先です」と答えた。今日はもう歩くのはうんざり、下りは膝にこたえるといやいや歩いていると、「お寺はまだか?」と聞いたかしらを先頭に例の二人も一緒に降りてきた。
車で回っていて、私が歩いて回っているというと「ご利益も倍あるだろうと」かしらはさかんに感心していた。紹介してもらったわけではないのではっきりしないが、庭師かなにかで、数枚の白装束に朱印を集めているようです。
車で送ってあげようという申し出をありがたく受けることにした。これから次の宿まで1時間以上の歩きはもう限界でした。